ストレスがかかると下痢になる方は、案外多いのではないでしょうか。また、逆に便秘気味になって腹痛が出たり、下痢と便秘を繰り返す人もいます。
このような症状があり、検査(採血や内視鏡)を受けても異常が無いといわれる人は、過敏性腸症候群(かびんせい・ちょうしょうこうぐん:略してIBS)の可能性があります。
IBSには3タイプあり、①下痢型 ②便秘型 ③下痢便秘交代型 に分けられます。
日本人の2~3割に、この症状がみられるとする報告もあるほどありふれた病気ですが、「自分の体質だから」とあきらめて、医療機関を受診しない方も少なくありません。
現在では様々な薬が用いられており、場合によっては症状がなくなってしまう方もおられます。
下痢症状などでお困りの方は、是非一度受診されてはいかがでしょうか。
(もちろん保険診療の適応です)
A 腸の動きを止め、下痢の回数を減らす薬
B 便の水分を調節する薬
C 乳酸菌製剤
D 自律神経安定剤
E 精神安定剤
これらのもので、症状が治まる組み合わせを探っていきます。