子宮頸がん(子宮の、出入り口にできる)は、婦人科領域では乳癌と並んで高い頻度でみられます。
20~30台と、70歳以降に発症のピークがあり、早期発見できなければ死亡率も高いがんです。
このがんは、肝臓がんがB型肝炎・C型肝炎ウイルスによって引き起こされるのと同様に、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって発生することがわかっています。
昨年よりサーバリックスが、このHPVの感染を予防するワクチンとして投与可能になりました。
そして本年10月よりガーダシルも選択可能となります。
2剤の選択は接種を受けられる方の自由です。主な違いは以下の通りです。
① | サーバリックスはHPVのうち2種類、ガーダシルは4種類の株に対応します |
② |
サーバリックスの適応は「子宮頸がん、その前駆疾患」 ガーダシルの適応は「子宮頸がん、その前駆疾患、外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍、尖形コンジローマ」 |
③ | 発症予防効果は、現在のところ2剤に差はない |
④ | 接種部位の疼痛・発赤など副作用は、ガーダシルのほうが15~50%少ない |
肺炎の原因となる細菌のなかでも、頻度が高く重症化しやすいのが、肺炎球菌です。
市井(しせい)肺炎として、感染性が高く、流行することもあります。
その肺炎球菌に対するワクチンが、ニューモバックスです。
一回接種で五年間効果があるとされており、高齢者、喘息のような慢性の呼吸器疾患の方、糖尿病
など持病がある方に、接種をおすすめします。
費用 8,000円 (診察代、注射料などすべて込み)
平成22年10月から、半額程度の補助金が名古屋市から補助されます。
詳しくは、お問い合わせ下さい。
当院では予約制で実施しておりますが、ご予約からワクチン到着まで、一ヶ月程度の時間がかかります。ご予約、お問い合わせは、電話にて承ります。